
2020年活動のまとめ
(1)活動日誌概要
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1月〜3月末は活動中断:年末に小川左足首骨折。入院・手術。当分の間運動禁止となったこと、首相の唐突な要請で小中学校も休校となり、活動できる状況になかったため
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3月13日:「2019年まとめと2020年計画」文書配布(コロナ感染症対策のため会議にかえて)
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3月17日:市教委社会教育課係長折衝「プレーパークへのなんらかの支援ができないか」
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3月28日:プレーパーク実施を再開する。しかし直後に「緊急事態宣言」が出て、1回実施しただけで再度活動停止
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4月27日:市教委社会教育課係長と公民館との打ち合わせ。市の委託事業として、①公民館との共催とする②傷害保険は市の保険を使用する③公民館に毎回実施報告する・・・との確認。
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6月6日:プレーパーク再開。以後12月末までに12回実施。3月の開催時と併せて、のべ252名の子どもと、88名の大人が参加(1回あたり平均26名の参加)。
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7月22日:福島養源小学校3年生の総合的学習の授業でプレーパークについて①どうしてこんな活動を始めたか②どんなことをやっているか、などについて出張講話。
(2)振り返り
① 参加人数はコンスタントに増えている。子どもの参加は平均20名以上。
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外での開催(9回)時の参加累計数は子ども211人、大人71人で、1回あたりの参加平均は子ども23人、大人8人。
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屋内で(3回)の参加人数累計は子ども35人、大人13人で、1回あたりの平均は子ども12人、大人4人。
② 市教育委員会の支援を受け、6月以降以下のことが実現した。
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福島公民館との共催となり。毎月発行の『公民館だより』に案内が掲載されるようになった。
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武道館の使用料が無料となった。
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開催時にかけていた参加者の傷害保険が、松浦市が市の事業にかけている保険に組み入れられ、プレーパークとしての保険料負担がなくなった。
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公民館の職員の方もプレーパークで子どもたちと一緒に遊ぶ機会があった。
③ 福島養源小学校からの依頼を受け、「総合的な学習の時間に、プレーパークについて勉強したい」との3年生の要望を受け、授業で話をした。
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「福島のいいところ探し」という授業のテーマで、子どもたちから「いいところ」に「プレーパークがあること」が選ばれたため。
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プレーパークって何?どんな気持ちでやっている?などを話した。
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多くの子どもたちがプレーパークに参加した経験があった。経験がない子には「参加してみたい」という動機づけになったと思われる。
④ 広報宣伝
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ホームページ、フェイスブックを運用し、開催日程の広報や、開催報告を行っている。
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社協からの助成金で、幟6本を作成し、開催時に立てている。
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ポスターを以下の場所に掲示している。
小学校校内、公民館、図書館、社会福祉センター掲示板、支所バス待合室、学童保育所、ヤマザキショップ、オオタ、志水鮮魚店、三枝松商店
⑤ プレーパークについて、福島町外にも知られるようになった。
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わざわざ志佐からプレーパークに参加するために来る親子もあった。
⑥ 人員体制について
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準備から10:30〜14:30の実施時間帯で常時いるのは、川上郁子、小川弘志の2名。これに午後から小川薫が加わり、片付けは3名で行っている。
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学童保育の子どもたちの引率で来られる指導員の方々(2名〜3名)は、必ず見守りに加わってくださる。
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子どもを連れてこられた保護者の方も、都合に応じて一緒に見守ってくださる場合も多くなった。
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したがって、見守りの人員はほとんどの場合充分だが、準備と片付けの体制に難がある。特に準備はさまざまな遊具の安全なセット、ドリンクやお湯(カップ麺用)の準備など、9時前から取り掛かってようやく間に合う状態。
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年初のように、小川に何か事故があった場合は、準備ができないため、予定していても実施できない。道具を倉庫から運搬し。木に登ったりしてセットできる人手がもう一人分あれば何があっても開催できるので、関わってくれる方を常に求め続けたい。
(3)決算報告
① 収入状況
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少ないながら会費と賛助会費が定期的に入るようになった。
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開催のたびに保護者や学童の先生などから寄付をいただくことも増えた。
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開催時に子どもたちに販売しているドリンクや即席麺の売り上げは、次回開催の際に販売する源資となっている。
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物品の寄付(お菓子やサツマイモなど)もあり、子どもたちに無料で提供できている。
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社会福祉協議会よりのぼり作成費用として助成金をいただいた。
② 支出の状況
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何よりも保険料の負担がなくなったことは大きい。
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武道館の使用料金も無料となり、助かっている。
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遊具に使っているネットやロープは使用に応じて劣化するため、安全のために補修したり買い替えたりしなければならないので、その費用は依然として大きい。
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ポスターの印刷は、今年度も小川の個人負担。
③ 決算書
【収入の部】
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会費:23,797円(予算60,000に対し▲36,203)
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賛助会費:11,188円(予算48,840に対し▲37,652)
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寄付・物販:24,472円(予算3,600に対し+20,872)
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助成金:10,000円(予算0に対し+10,000)
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雑収入:0円(予算も0)
収入合計:70,087円(予算113,070に対し▲42,983)
【支出の部】
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人件費:0円(予算も0)
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会議研修費:0円(予算も0)
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印刷費:0円(予算2,200だが、小川の個人負担で0に)
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消耗品費:15,374円(予算35,000に対し▲19,626)お菓子仕入れや文具など
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備品費:26,146円(予算45,000に対し▲18,854)備品収納コンテナやネット、幟など
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会場費:0円(予算2,080組んでいたが、市の委託事業となり不要となった)
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保険料:2,520円(予算22,680に対し▲20,160)3月のみ支払い。以後は市の保険となり不要となった。
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予備費:0(予算6,110組んでいたが使っていない)
支出合計:44,040円(予算113,070に対し▲69.030)
収入合計70,087円−支出合計44,040円=差引き残高 26,047円
上記残高は2021年度に繰り越す。
2020年度活動報告は以上です。
2021年計画(案)
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年度計画の前提、考慮すべきこと
(1)COVID-19感染症蔓延に対する基本的な対応方針
① できるだけプレーパークを開催実施する
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子どもの成長に「身体と心を使った、創意工夫に溢れる、自発的な遊び」は最も重要
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自粛・逼塞生活によるストレスや、ゲームへの依存は子どもに大きな悪影響を及ぼす
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居場所を失った子どもは誰かの家に集合したりする。感染の危険はそちらの方が大きい。プレーパークのような開放的な居場所を確保する方が、逆に安全だと思われる。
② 実施する場合は最大限の感染防止策をとる
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非接触体温計の活用、手指消毒薬の常備と手洗いの指導
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マスク着用での遊び
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屋内で遊ぶ場合は、窓を開放し換気に十分留意する
③ 町内で感染が拡大している場合、あるいは行政通達や法令により命じられた場合は、中止する
(2)日程や時間帯のほんの一部だけでも関わっていただけるボランティアを、諦めずに募り続ける
(3)松浦市福島公民館との共催事業を継続
(4)社会福祉協議会からの支援
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助成金:看板新調に伴う助成を申請中
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プレーパーク備品の倉庫を提供いただいている。
(5)広報について(実施や中止の周知)
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「公民館だより」での広報:月1回全戸配布
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ポスター(予定告知):小学校靴箱付近、公民館、図書館、福祉センター、支所バス待合所、学童保育、ヤマザキショップ、オオタ、志水鮮魚店、三枝松商店
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開催時には道路から見える場所に看板:三枝松商店そば、志水鮮魚店そば、オオタそば、旧小学校校門そば、ヤマザキショップそば、小中学校校門そば
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開催時には幟旗を会場近辺に配置
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中止の場合は、会場(運動公園藤棚:雨の時は武道館前)に中止の掲示
(6)夏休みに公民館との共催で、学習室とプレーパークの連続開催を行う
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考え方:「夏休みに子どもの居場所を作る」
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「涼しくて広い部屋で、集中して宿題をやろう。勉強した後は、外で思いっきり遊ぼう!」
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参加無料。出入り自由。子どもの自発性を信頼し、子どもにとって居心地のいい安心な居場所とする。
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学習室での約束ごとは一つだけ:自分の勉強は何をしても自由だけど、他の子の邪魔はしない。
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感染症予防との関係、および万一の場合の保険をかけるため、その日参加の子どもの氏名と連絡先を、当日リストに記入で把握する。
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開催日時と場所:夏休みの毎週木曜日に開催(下の5日間)
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7/29、8/5、8/12、8/19、8/26
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運営のイメージ
9:00〜10:30:福島公民館2階で小学生向け学習室開放
10:30〜14:30:プレーパーク(総合運動公園:雨の時は武道館)
14:30〜16:00:福島公民館2階会議室で中学生向け学習室開放
(7)補助金、助成金など収入構造の改善に向けた取り組み
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松浦市教育委員会より単年度助成金:64,000円
松浦市会計年度で令和2年度の特例措置(次年度はなし)
すでに入金済み(3月19日振り込み)
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松浦市社会福祉協議会より単年度助成金:10,000円(6月8日支給決定)
(8)事業年度・会計年度の変更について
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公民館との共催(市の助成・支援)となったため、事業年度・会計年度を市の会計人度に合わせる(4月1日から3月31日に変更する)。
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経過措置として、令和3年度は1月1日から、令和4年3月31日までを事業決算年度とする。
2.プレーパーク開催計画案(☆は夏休みの公民館との共同開催「学習室とプレーパーク連続実施」)
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1月:11日(月)、23日(土)
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2月:6日(土)、20日(土)
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3月:6日(土)、27日(土)
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4月:3日(土)、17日(土)
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5月:15日(土)、29日(土)
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6月:26日(土)
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7月:17日(土)、☆29日(木)
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8月:☆5日(木)、☆12日(木)、☆19日(木)、☆26日(木)
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9月:4日(土)、18日(土)
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10月:3日(土)、16日(土)
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11月:6日(土)、20日(土)
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12月:4日(土)、25日(土)
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1月:22日(土)
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2月:5日(土)、19日(土)
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3月:5日(土)、19日(土)
3. 予算案(15ヶ月分の予算)
【収入の部】
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繰越金:26,047円(昨年実績630に対し25,417増)
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会費:25,000円(昨年実績23,797に対し6,203増)
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賛助会費:10,000円(昨年実績11,188に対し▲1,188)
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寄付・物販:20,000円(昨年実績24,472に対し▲4,472)
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助成金:74,000(昨年実績10,000に対し64,000増)
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雑収入:3円(昨年実績は0)
収入合計:155,050円(昨年実績70,087に対し84,960増)
【支出の部】
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人件費:0
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会議研修費:1,200円(昨年実績なしだが、会議に代えた書面郵送料として組んだ)
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印刷費:7,000円(昨年実績なしだが、ポスターや書類印刷費を計上)
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消耗品費:20,000円(昨年実績15,374に対し4,626増。お菓子仕入れや文具など)
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備品費:50,000円(昨年実績26,146に対し23,854増。安全のための備品更新)
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会場費、保険料:計上なし(昨年は1回開催分保険料2,520があったがその分は減)
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予備費:76,850円
支出合計:155,050円(昨年実績44,040に対し111.010の増加)
■ 今後は助成金等が見込めないため、予備費分をできるだけ次年度に繰り越す。
2021年計画は以上です。
2021年実績と22年計画はWeb未収録です。しばらくお待ちください。